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ハイクワークスユーザーの中で要望が多かった野生動物の検出、種判別精度を向上させた新しいAIをProライセンスユーザー向けに公開いたします。従来のAIによる野生動物種判別と比較し、精度が大きく向上したことで日本国内の獣害対策に貢献できることを確信しています。
新AIを試す
設定方法
今まで自動解析モード、高精度検出モードを利用していたカメラは自動的に野生動物解析モードへ切り替わります。
防犯目的などで人や車の画像をAI解析するカメラはヒト・クルマ解析モードにチェックを入れて切り替える必要があります。
ヒト、車両のAI解析で十分な精度となったため、両モードを統一しました。AI自動解析モードをオンにすることで野生動物、人や車両も解析することができます。
信頼閾値
信頼閾値とは新AIがカメラ毎に設定したこの信頼閾値を下回る種判別結果・検出枠は破棄する設定値です。
この値を下げることでより多くの画像から検出することはできるようになりますが、例えば動物用捕獲おりなどの物体も検出することがあるため、通常は50%ほどで設定することが望ましいです。
特徴
ほぼ全ての国内野生動物に対応
ハイクワークス新AIは日本国内のほぼ全ての野生動物に対応しています。種判別可能な野生動物は以下の通りです。
種類 判別結果 注記
ヒグマ、ツキノワグマ クマ
エゾシカ、ニホンジカ、キョン シカ カモシカは判別不可
ニホンイノシシ、リュウキュウイノシシ イノシシ
アカギツネ キツネ
ニホンザル サル
アライグマ・タヌキ アライグマ・タヌキ 分別不可
ネズミ目 ネズミ
カラス カラス 単独判別可
鳥類、猛禽類 トリ 分別不可
リス科 リス
ウサギ目 ウサギ
アナグマ アナグマ
イタチ科 イタチ・テン 分別不可
ネコ ネコ
イヌ イヌ
ヒト ヒト
検出精度99%
画像内に動物が写っているか、いないかの検出精度は99%以上となります。
検出された場合、画像内で種判別精度と対象を白枠で囲って表示します。複数体の対象がある場合、全ての対象を白枠で表示するため、ひと目で画像内の動物を探し出すことができます。
種判別精度
ランダムに選んだ画像の場合、種判別精度は約86%でしたが、クマ、シカ、イノシシの3種判別精度は93%を超える結果となりました。人が見ても判断が難しい角度で撮影された画像(例:モノクロで尻を向けて写ったクマをイノシシと判別)はAIでも誤判別がありますが、大きな精度向上を実感できるはずです。
最後に
こちらのページでクマの機械学習のためのデータを募集し、たくさんのユーザー様からたくさんのデータを提供いただきました。改めてご協力いただき誠にありがとうございました。